私が15年以上つけ続けている9マス日記についてご紹介します!
私は2006年からExcelを使って毎朝日記をつけています。
9マス日記といって、文字通り9つのマスがある日記です。この記事では、9マス日記の特長を紹介すると共に具体的な日記の書き方についても解説します。
・紙ではなくデジタルで日記をつけたい
・数分でサクッと日記をつけたい
・過去を簡単に読み返したい
・日記をつけながら、自分の夢や目標にもふれたい
9マス日記とは?
マンダラをヒントにして作られている
9マス日記は佐藤伝さんという方が、マンダラートというものからヒントを得て考え出された日記です。
マンダラートとは、マンダラ(曼荼羅)から着想を得た自分の思考を整理するためのチャート図です。
日記も書く行為を通して、自分の思っていることが自然と整理されたり、あとで見返すことで何かのアイディアを思いついたりといったことができるので一種の思考整理法とも言えます。
市販されている
「9マス日記」は佐藤伝さんの公式サイトで販売されています。
私は15年前に、佐藤さんの「朝日記の奇跡」という本を読んでエクセルで自作しました。
市販されているものと同じではありませんが、VBA(マクロ)を使って自分なりに使いやすいように工夫しました。
私の9マス日記の内容については後述します。
9マス日記の特長
入力する項目が9つに分かれている
「仕事」「家族」「人間関係」「健康」など、入力する項目が9つに分かれています。
項目分けされていない普通の日記だと、朝から夜まで起きた出来事をタイムスケジュールのように時系列に書いてしまったり、思いつくままダラダラと書き連ねたりすることがあると思います。
また、今まで日記をつけたことがない人の場合、そもそも何を書いて良いのかわからないとなるかも知れません。
しかし、「仕事」「家族」などと入力する内容が限定されていると、それぞれに関連する出来事が比較的思い出しやすいし、入力もしやすいです。
9つのマスは必ずしも全て埋める必要はありません。
各項目を見て、その時に思いつく項目だけ入力すればOKです。
私は「今日の良かったこと」という項目を設けているのですが、最低この項目だけは毎日入れるようにしています。
逆に他の項目は、入力することが思いつかない日は空欄のままでOKというルールを設けています。
とはいえ、「仕事」か「家族」のどちらかは何かしか思いつくので入力しています。
過去の振り返りが簡単にできる
去年の今日の内容がすぐ上にあります。
画面をちょっと上にスクロールするだけで「去年の今日」に入力した内容をすぐに確認することができます。
過去の書き込みを読んで「去年はこんな事で悩んでいたんだっけ」とか「Aさんに○○してあげたら、すごく喜ばれて自分も嬉しかったな」という感じで過去を振り返れます。
また、家族や友人に1年前こんな事あったよねと話題提供し、周りはすっかり忘れていたけど自分だけが覚えていた(正確には日記でカンニングしていますが)なんてこともよくあります。
セキュリティーがしっかりしている
9マス日記は紙ではなく、エクセルのファイルです。
エクセルにパスワードをかけることによって、自分以外の人に日記を読まれることを防ぐことができます。
まあ、ハッカーのようなエキスパートだとパスワードを解除できるとは思いますが、普通は大丈夫です。
紙の日記帳には鍵がついているものもありますが、それは簡易的な鍵です。
鍵を壊すことは、さほど難しいことではないでしょう。
さらにファイルの利点として、自分のパソコン以外にもDropboxのようなクラウドサービスにバックアップを取っておくことによって、パソコンが壊れたり意図せずファイルを消去してしまった時に備えることができます。
紙の日記帳は、冊数が増えていく度にに保管場所が必要になっていきますし、万が一火事などの災害に見舞われた際は失ってしまうリスクがあります。
その点でも、デジタルの日記帳は安心です。
次に私の自作した9マス日記の特長や使い方についてご紹介します。
1シートは半月分
私の9マス日記はエクセルを使用しています。
1シートは半月分なので、1年は24シートで構成されています。
各シートは1日~15日、または16日~月末と9マスのブロックが横に15~16個並ぶ感じになります。
次の年は、同じ日の下に置きます。
エクセルは行(縦方向)に約100万行使えますので、一生分の9マスを設置することができます。
自動で今日の入力位置に移動できる
エクセルのVBA(マクロ)を使って、ファイルを起動した後に自動で今日の入力位置にカーソルが移動するようにしています。
10秒もあれば、自分でも該当のシートを開き今日の9マスにカーソルを移動させることはできるでしょう。
しかし、そのわずかな手間が毎日少しずつ積み重なると、やがて億劫(おっくう)になり「日記をつける」こと自体から自分を遠ざける一因を作るきっかけになったりします。
できるだけ楽してサクッと入力、これが継続の鍵です!
人生の羅針盤の役目もする
日々の日記をつけるシートの他に、同じ9マスですが自分のやりたいことや欲しいモノ、行きたい場所などの写真を貼っている9マスを設けています。
そして中心には、自分の座右の銘としている言葉を入力しています。
これを先程説明したVBAを使って、日記をつける前に10秒ほど表示させるようにしています。
毎日、必ずこの画面を眺めることによってモチベーションをアップさせることができます。
さらに、毎日見続けることによって潜在意識にも自分の夢を刻み込めるので、さらに実現を加速させる効果があると私は思います。
実際、私は何度もこの画面に貼り付けた夢を実現しています。
そして、達成された夢の画像は取り外し、また新たな夢をそこに貼り付けます。
写真ではなくて文字を入力しても良いのですが、画像の方が脳(特に潜在意識)に訴える力が強いので画像を貼ることをオススメします!
日記は朝につける
夜に日記をつけようとすると良かったことよりも、その日にあった失敗や嫌なことにフォーカスされやすいです。
疲れも溜まっていますので、どうしてもネガティブな内容になる傾向があります。
一方、朝は睡眠中に脳が整理されていますので、昨日起こった失敗や嫌なことに対してもポジティブに向き合うことができます。
原因を冷静に分析できたり、同じ失敗を繰り返さないための対策もひらめきやすいです。
日記をつける実際の流れ
- ファイルをパスワードを使って開きます。
- 自分の夢の画像を貼り付けた画面が自動で10秒間表示されます。
- 10秒間、自分の夢を見た後は自動で今日の9マスに移動しますので、入力したい項目だけ埋めていきます。
- 入力後はエクセルのバツをクリックして終了します。
この時も自動でファイルを保存してから終了するように設定されていますので、自分で保存する必要がありません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
9マス日記とは何か?その特長と日記のつけ方について一通りわかっていただけたと思います。
VBA(マクロ)なんでできないから無理と思われたかも知れませんが、とりあえずシートに罫線を引いて9マスを作るだけで日記をつけることが出来ます。
エクセルを使わずに、紙に9マスを作って手軽に試してみるだけでも良いです。
私が一番お伝えしたかったのは、マスで項目が区切られていると記入しやすいってことです。
ぜひ一度、実際にやってみて「記入しやすい」「続けやすい」を体感してみて下さい!